~グリスアップはたっぷりと~
先日完成したはずのTRANCE号、三連休の最後軽くサイクリングに行ったのだが
リアハブの「カチカチ」というラチェット音が以前より大きいと感じると同時に、「カサッ、カサッ」とまるでディスクローターが擦れているかのような音がフリー部分から聞こえてくる…
音がする以外は振動や、ガタがあるわけでもないのだが、素人オーバーホールの後、今まで聞こえなかった音が聞こえるというのは、精神衛生上好ましくない。
再びばらして、ベアリングや当りを確認するも、特に異常は見当らず。再び組んで回転させても同…。
「エーゼットのZ-46長期潤滑グリーススプレー」はリチウムグリースをガス溶融したスプレーで、スプレーすると泡状となり深部まで浸透。スプレー式の割には粘度があり使い勝手が良い。フリーハブ専用のグリスがある位なので、もっと粘度の高いグリスがいいのかもしれないが、分解する勇気がないのでこれで我慢。
グリースを隙間にスプレー後、しばらくクルクル回していると、ラチェット音が小さくなり、異音も聞こえなくなった。
異音の原因はグリース不足が原因と分かり一安心
違うタイプのグリースが混合すると本来の性能を発揮できない場合があるそうです。
CASPERに付いているSHIMANのハブに比べて動きが渋いので想像はしていたが、悲惨な状況
とりだした12+12=計24個のベアリング球はザラザラで特に片側12個は正露丸のように黒く錆びていた。
とりあえず、5-56にマリネ後、ピカールでグリグリしてみるがそれほど改善されない。
ベアリング球を交換しようかと思ったが、カップ・コーンもある程度キズがあるようなのでそのまま組むことにした。
多少動きが渋くても、ガタツキさえ無ければいいと思いつつ、丹念に洗浄後、蛍光黄緑のデュラエースグリスをたっぷり塗って組み直した。
とりあえず、ガタツキは無くなり、それほど気にならない程度のベアリングの抵抗になったので、ガタは少し緩んだのが原因だと安心するとともに、たまにはメンテナンスしなくてはと反省。

前輪が微妙にカタカタすると思い、素人仕事のフロントフォークの交換が原因だと思ったのだが、どうやらハブ軸付近がカタカタしてる。
ハブを分解しようにも、ハブをちょす道具(15mmと17mmのコーンレンチまたは薄スパナ)が無いので、とりあえず道具を揃えてから作業することに。



まだまだ乗れないTRANCE号のんびり復活中
七夕直前に初めて見て、安直に七夕かざりと推測したが、七夕以降も作業が続いていたので通り過ぎるたびに何が出来るのかと思っていたがどうやら開催を控えた「水と土の芸術祭2009」のオブジェの模様。HPにもこれらしきデッサンが描かれている。
